宮崎台 天ぷら美かさxブルゴーニュ魂 秋の陣


週末家人が奥多摩を駆け巡る頃、無事の帰還を祈願して?再び美かさにやってきた。




あつらえもまた秋。

<おでましの天ぷら>
しようが・ぎんなん・むかご・えびかしら
えび
えびみそつき
アスパラガス
きす
しいたけ
はも
みょうが
しんいか
れんこん
めごち
うに(大葉でくるんで)
あなご

てんちゃ

くり天



まず、頭を食べるのが楽しい。生姜の香りと味はかなり強烈。むかごうまい。

海老味噌なし。サクサクジューシー、矛盾しているがほかにいい言葉が思いつかない。海老は飲み物のようだ。

味噌つきの海老。こちらは濃厚。味噌が海をおもわせる。

アスパラ。青々しく、おいしい。これはどのワインもあわない。白ワインでもあわない・・ソーヴィニヨンブランのほうがいいとか悪いとか、それよりも積極的にあわないことを楽しむべきか、まようところ。

鱚。揚げた魚トップ3にかならずはいる。

しいたけ、肉厚でジューシー、メモもそればっかなんだけど。


茗荷。口直し?

新烏賊。香りがたち、烏賊だけよりも食べやすい。ねっとり感抑え目だからかな。

蓮根

めごち

うに大葉

最後はさっきまでの活あなご

てんちゃ、うまい。ご飯少なめなので休まる。

ショレ・レ・ボーヌ(Chorey-les-Beaune)とてんぷらのおつゆ感のバランスよし。シャルドネ・イラナイ、イラナイ。シャルドネと食べたいものはバターをよくつかったものしか今のところ思いつかないのだが・・・そうでなければ泡でもふいていないと飲まなくなりつつあるなぁ・・

最後は栗天?というか栗をカラッと揚げたもの。もぐもぐする感じが抑えられていて口の中でさくさくと割れて香りが広がる。

天ぷらは野菜の強い夏もいいけど、全体的なバランスで秋と春のものがすきかなぁとおもった。名人に季節の死角はないのでいつたべてにいってもいい。自分のコンディションなどを考えると秋から春にかけての季節の移り変わるころがおいしく食べられる気がした。それにしても目で手際の良さを食い入るように見て、音で手仕事のここちよいリズムに聞き耳を立てる。

おいしいお店というのは、なんとも、食べなくともおいしい。