岐阜 Restaurant Satoshi.F 2013最後の晩餐

今年で三回目(前回・前々回まではこちらで

入り口はオオサンショウウオさん。

岐阜といえば、南天です!

カトラリはちょっとずつかわっている。いろいろ考えてあるとおもうし、それをあれこれ詮索するのもテーブルの楽しみ。

とりあえず、シャンパンで乾杯。今年はちょっと美味しく感じられた。提供温度よくなったかな?これにかぎらずワイン全般そんな感じがした。レストランでデギュスタシオンでお願いして良い感じで幸せだ。

白子、トマト、赤蕪、紫蘇の一皿

トマトの着物は毎年頂いていると思う。でもこのひと品自体の完成度が高くなっていると今年強く感じられた。味わい楽しい、食感楽しい。白子の焼き加減も良い感じ。

ワタリガニビーフン。カニはメスですって。

黒バージョン!

もぐさのような黒トリュフペッパー・野生の鳥獣類や家禽の鴨や鳩を使った生ソーセージのグリエ


三河湾の車海老。でかっ、寿司屋で握ってもらってこれが出てきたらビビるサイズ。車海老というよりは、大きさだけはまさにブラックタイガー(大)。でもまったりとした旨味というか甘みは車海老。とても贅沢した気分になる。


富有柿とフォアグラ
これは以前にも出ていたもの。最近柿の美味しさを覚えたので、酸味とさっぱりとした後味にフォアグラがとてもあっていて美味しい。柿は食材の魅力にあふれるのだろうか、ティルプスにも登場していたことを思い出す。フレンチ向きなのかもしれない。とはいえ、産地ででてくるほうがより美味しいとおもう。理由は土地勘のようなものじゃないかと思っている。

東京のテロワールがあるとすれば、それは多分話題性なんだろう、それ自体に地域的・歴史的必然を食べることから感じることは難しい、と長浜岐阜をみておもう。

銛付き漁師山口さん(長崎方面)のオオモンハタのグリル。


はたはうまい、皮もぱりっとやけておりおいしくいただけました。ぺろりん、という感じですかねぇ。

木曽川河畔でとれたマガモと白いんげん・ナスタチウムにわさびのせ

あぁ、うまい鴨。外側の焼き加減と中のジューシーな取り合わせがすごくてとてもおいしかった。フレンチナンバーワン鴨・2013鴨オブザイヤーだったとおもう。今思い出してもカミカミした記憶がよみがえるくらいとても味が濃くおいしかった。白いんげんのペーストとあわせておいしくいただく。そして合いの手にわさびをつけてみたりと楽しい。引いては足してのシェフならではの逸品だった。

若鶏スープ
体を温めるひと品。これ、鴨なべのおだしを100倍濃縮したような味わいだった。

デセール#1,なると金時ニョッキにチョコ入り

これ、うまい。前にも食べたことがあるような気分で食べていただ、家に帰って確認したら初めてだった。とろりとしたチョコがおいしい。

以前は炭のアイスだったが・・・これはなんだったのか聞かなかった。味が大きく変わっているわけではないので多分同じだと思うのだが、、、メモは?でおわっていた。 

2013・岐阜で第2位だった。集中力のました感じのあった、20代最後の料理をいただけてよかった。これでまた来年(2014)も楽しみで仕方ない。次はどんな工夫や意外性が出てくるか、楽しみが持ち越せて良い気分。新機軸や新展開もありそうで楽しみ。