[2010]Frédéric Magnien Gevrey-Chambertin "Cœur de fer"

ピノ・ノワールのウオッシュチーズ。産地はアルザス・ストラスブルグ。相当濃い香り。すこし切って噛みしめると、ピノ・ノワールの裏の味がする。そしてワインを飲むとピノ・ノワールがつながっていることがわかるような感じ。チーズとしてはかなり高い。が、

最近、毛色の変わったチーズでおもしろそうなのは成城石井よりもクイーンズ伊勢丹になりつつある。
成城石井は成城石井らしい商品が揃うものの真新しさが最近乏しい。なんというか、冒険していないというか。売れていないわけでもないが、動的ではない。



で、ワインはフレデリック・マニャンの”鉄の心臓”。場合によっては血や鉄の味がするとされるジュヴレ・シャンベルタン本来の味わいを引き出すために新樽使用を抑えて、果実味を重視した逸品。マジほどではないけど、鋭い感じ。もちろんまだまだ若いし果実味が勝る感じだが、味の感じは少しBEAUNE風だった気がした。ジュヴレ・シャンベルタンに期待した味とは少し違う。んー、ワイン醸造家の言う”ぶどう本来”とは、いったいなんだかと少し思った。