横浜そごう Restaurant にき亭 にき亭コース

たまには初めてのところで食べたいなぁということで、そごうのにき亭。あることは知っていたが、縁がというか情報として入ってくることがなくすっぽり抜け落ちていたような気がする。食べてみて、最先端ではないものの、洗練されておりかつ地元の食材を重視した作りがとても心地よい。

こりゃ、ランチで行きたい。デパートのレストラン街とて、バカにはできない。


バーニャカウダで三浦野菜。野菜がじわじわとうまい。バーニャカウダもしっかりおいしい。最近お惣菜屋コンビニなどで食べても美味しいことは全然なく、コースでもない限り食べる機会がない。こういうときに食べて美味しいとうれしい。おいしくなかったものが美味しいんだ本当は、とわかったときの高度上昇値はかなりのものがある。



こちらは家人の頼んだヒトサラ。
鮮魚(かさご)と三浦野菜のサラダ仕立て 塩漬けレモンのヴィネグレット 
まわりの透き通った黄色の塩漬けレモンがすごくカルパッチョに良い味わいをもたらす。湘南の海辺のレストランで食べたくなるような味だった。そごう10階にいることをわすれそう。

季節野菜のいろいろな味わい 大山鶏の低温スチーム
バルサミコと根菜は無敵だった。大山鶏は丁寧に固められており味が凝縮されている。鶏肉は淡白だけど、逆にいろいろな食材との組み合わせで引き立つものもいろいろ。周りが騒がしい時、黙っている人が目につくように、かもしれない。

[2012] ROGER SABON "Côtes du Rhône Rouge"
グルナッシュ主体でサンソー、シラーを適当にブレンドらしい。ワインの味わいを重視しビンテージによって異なるらしい・・ビンテージ内で異なるとちょっとあれだけど。



季節野菜のポタージュ。じゃがいもだったとおもう・・・んーどうだったか(苦笑)

神奈川県藤沢産”みやじ豚”のロティ
そえてある栗がうまかった。

シャラン産 ビュルゴ―家の鴨胸肉のロティ

デザートはそれぞれわかれて、コーヒー味?アイスクリームとクレームブリュレ
レモンタルト(?)だったかな。




当初このお店をプロデュースしたころの二期リゾートは紆余曲折があったようだ。一時期は栄光ホールディングス(教育関係の、です)配下だったが、2010年にゼロディグリーズジャパンが二期リゾート全体の株式をひきうける。そのあとレストラン部門だけ残してゼロディグリーズジャパンが二期関連のたレストランを運用しているように見える。那須の二期倶楽部がプロデュースした横浜にき亭。実は二期倶楽部にはそういった情報は見つからなかった。運営会社との関与もよくわからなかったが、どろどろいろいろあったらしいということだけはぼんやりと感じ取れる。

そごうのレストランフロアの改修されたのは2005年。そのとき、いけいけどんどんだった栄光ゼミナールの子会社だった二期リゾートはにき亭を新規出店をしたらしい。その後、親会社や運営本がコロコロとしていろいろ紆余曲折があったと思うが、今の時点でそこそこのサービスと地元に根差したおいしい料理はなかなかに良い具合でよかった。洋食というよりはフレンチな方向性を保ち、最先端ではないかもしれないが地に足の着いたお皿ばかりで一貫性がある。とくに野菜がとてもおいしかった。

週末暇な時にランチでも食べに行きたいお店だ。

お店のサイト:http://www.nikitei.jp/menu.html