2013/09/02

富士山 練習ラン0-8-0(中の茶屋-本八合目-中の茶屋)

 
富士山に上るとき、我が家で起点となるのは車でいくと中の茶屋。時間に余裕があれば、一泊泊まって市役所。富士登山競走を意識してうごくことになる。

この日は朝から車で移動して、海抜0.5mからの弾丸登山といえるかな。中の茶屋(1100m)まで移動して朝7時過ぎに上り始める。中の茶屋馬返しは順調で32分。前回より早い。3合目までははしったが体が重く佐藤小屋まではだいたい歩く。中の茶屋-馬返しは1h45分かかっていた。少し腹ごしらえをして6-7合目は走れるところは走る。それでも岩場をよじ登るのはきつかった。もっと行けると思ったのだが上る要領を得ず体重移動がうまくいかず、息がつらくて一気に登れない。少し休んでやっと上がる感じだった。

これはいろいろ上るのは大変だ。空気が薄いだけでこんなに体が動かなくなるとは思ってもみなかった。

本八合目の富士山ホテル(3400m)についたとき、冷たい雨粒が注がれる。寒いし、靄がすごいでてきたので、下山することにする。それにしても下山もきつかった…標高差2300mはしんどかった。五合目までは順調だったが、佐藤小屋から下は足やつま先が上がらず躓きが多く相当参った。

なお、Garminの記録は途中で途絶えていた。7合目くらいで記録が止まっている。止まっていることに気が付いたのは、下山中の7合目トイレのあたり。実際の高度は3400m、距離も+2-3kmくらいちがうはず。


6合目で撮った写真をパノラマ処理で連結した。


結局朝7時過ぎからのぼりはじめ3回くらいの小休止を経て中の茶屋に戻ってきたのは14時。7時間近くかかっていた。下り2300mもシャレにならない。

それにしても、我が家は富士登山競走中毒状態だ。一生に一度走りきれればいいと思っている。たぶん、完走自体はある程度努力をしたらいけるのだろう。フルマラソン3時間30分でその体力に上り続ける気力を上乗せできれば完走のリミットである4時間半はおおむね切ることができるらしい。努力次第なんだろうが、これだけはまるのは分かりやすいゴール、取り巻く雰囲気、富士山が好きなんだろうと思う。そんなわけで長いだけトレイルレースの話には今のところ興味はわいていない。

富士山は見る山だという見解はすごく同意するがそれを取り巻く文化や人やイベントやらが非常に良い。富士を訪れるときはそのまわりにもぜひ目を向けて富士山とその暮らしの一旦に触れることをお勧めしたい。

左は吉田口3合目から4合目の間だったと思う。
右は、7合目のブル道注意看板。

富士山に関連したマーケティングでいうならストップ弾丸登山を言うなら、ご来光登山を中心としたマーケティングをやめたほうがいい。山小屋のサービスや居住性が快適なら泊まるのも良いがそうではないのにいい値段をとるので、みな山小屋をさけ弾丸登山になってしまう。弾丸登山よりも、無理な登山をしない、自分の状態を把握し判断する基準を教えることを啓蒙することのほうが大事だと思う。