ワインの古酒について定義を比べてみた


古酒の定義を思う。


ワイン会で10年たてば古酒といっていた。以前伺った時は当初プレフィロキセラを指すと聴いた覚えがある(20世紀初頭当たりまで)。2000年代に入ってから徐々に縮まっていったといったことを聞いたことがある。

具体的な基準の話に及んでいるところを比べてみた。概ね10年だがばらつきはかなり。入手性がほぼ途絶える頃なんだろうか。

自分がワインを飲み始めてから10年以上前のビンテージはだいたい2002年が多い。買い集めていたこともあるが、いまのところそれほどリスクを感じたことのあるようなボトルには幸い合っていない。逆に由来不明な20年以上経ったボトルだと、5回に1回はあれれ?なきぶんになることがある。

古酒だからありがたがる必要はない、というのは飲んでみてそうだと思う。今まで待ってくれててありがとうとかおもうこともあるけれども、本当に美味しくて料理など場にあっているかどうかは難しい。おいしいと、今までにないおいしい一面をあらわしたような味がするし、いろいろあって美味しくない状態だともうどうにもならない状況に陥っていることもある。

高い値段を出して買うくらいなら、近隣の良いビンテージのワインを買ったほうがいいだろうと思う。ワインに関する技術は本当にここ10年だけ見ても非常に移ろっているようだ。だとしたら、ビンテージが振るわなくても、(作り手が変わらないなら)最新の科学と経験から以前の良いビンテージのときよりもおいしいワインがでてきているんじゃないかと、勝手に考えるようになってきた。

それにおいしいという基準も移ろう。購入時点では飲みたい傾向のボトルでも、何年か寝かせているとマイブームが過ぎてしまい飲めない、なんてことも出てくる。1ヶ月以内に飲めるよう程度のスットクがよさそうなきもする。

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http://item.rakuten.co.jp/finewine/c/0000001142/?scid=rm_197123

一般的にどのタイミングから古酒と呼ばれるのかは、一定ではありません。赤ワインでいえば、ボトルの中に澱が発生するような状態は古酒と呼んで差し支えないと思いますが、それも熟成から何年経てば一律に、というわけではありません。ただ2012年現在でいえば2002年のワインであれば十年の月日が流れているわけですから、古酒と呼ぶことに大きな異論はないと思います。
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http://www.shwalista.jp/special/091014/
古酒の定義はさまざまですが、シュワリスタ・ラウンジとしては、少なくとも20年以上の年月は経過しているものとしておきましょう
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すごいのがこれ
オーストリアワインでは、"昨ヴィンテージのワイン" だそうです
http://www.austrianwine.jp/servicelinks/weinglossar-von-a-z/weinglossar/glossar/%E5%8F%A4%E9%85%92-1917/
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こちらだと、1989年以前を目安にされているようだ。
http://le-clos.gallus.jp/?page_id=72
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勝手に尊敬している葉山考太郎師も10年派らしい。聞かれるとそう答えているようだ。
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