大磯 ビストロ・ノーブルxブルゴーニュ魂 キャベツと豚

ロブマイヤー3脚にラギオール。柄も金属はあまりみないのできをひいた。

ラクレットチーズ・トリュフ・じゃがイモ。
重いが今まで一番小さなお皿じゃないかと思う。トリュフの香りと強烈なラクレットの濃さと香りが非常に美味しかった。白ワインをガンガン飲みたくなる。

鯖・じゃが。いい油の鯖があったのでということで、燻製にしたもの。ディルの香りがよく、全体のアイワイを引き締める。バケットにたらりたらりとつけて食べても長く過ごせる。鯖というと、松輪サバを筆頭に相模湾にはおおいそうだ。

冬野菜・鱈。スープうまい。なにかにひたしたりおじやにしたい優しい味わい。

コンソメでじっくりコトコトしたキャベツ。シンプルながらうまい。ソしてとても熱い。

豚のコンフィ・外はカリカリ。”岸さんの豚”は臭みがほぼなくておいしいんだとか。ここで食べられる豚はほぼこのブランドになるんじゃないかとおもう。食べるだけの人間に言われたかないと思うけど、料理のセンスはいつもすごいなぁと思う。マイペースでもこの水準を保てつんだから、おいしい。

シェフの動向はこちら: http://blog.goo.ne.jp/bistrotnoble/


ワインのリストはこちら。


Voirin Jumel
n.v. Brut Blanc de Bkancs GC  (x2)

Daniel Barraud
2010 Pouilly-Fuissé "La Roche" ★
作り手のサイト;http://www.domainebarraud.com/

Domaine Francois Raveneau
2004 Chablis 1er Cru "Foret" ★★

Domaine Robert Chevillon (Nuits Saint Georges)
1992 Nuits Saint Georges 1er Cru Les Cailles ★★
1992 Nuits Saint Georges 1er Cru Les St Georges ★★★

久しぶりにワインとごはんがガチンコで楽しかった。いいつくりての1992はうまい、ということもよくわかった。オフビンはお不憫ではないらしいく、これはマーケティング上良いビンテージを煽るために使われるそうな。そうだとしたら、自分のお気に入りにはオフビンで攻めたほうが面白いかもしれない。また、ワインの楽しみ方が変わるかもしれない。

でも、自分にとってワイン会はレストランを楽しむのが第一でそれにあわせてワインがきてくれたらうれしいというもの。ワイン中心のワイン会が普通だと思うけど、コンディションの維持や飲む工夫の余地を考えると、ワインだけなら自分のうちか作り手のセラーで飲むほうがうまい。作り手のいないワイン会では、主催者がテーブルゲームのゲームマスターのようにうまくストーリーを作り語れるワイン会が理想じゃないかとおもう。料理を翻訳するのはレストランの方がしてくれる、でもそのワイン自体とワインの存在を翻訳してくれる人がいないと、酒好きの人にはいいけど、そうじゃない人にはピンぼけな印象を得る。合っていても、間違っていても、選んだ理由は少なくとも知りたい。



この時期の大磯の夜は寒い。
来て食べるところまでは楽しいが、帰りはいつも寒い。