横浜そごう "京都 細見美術館展 PartⅡ 琳派・若冲と雅の世界"

伊藤若冲はここ15年くらいでよく知られるようになった江戸時代の画家らしい。再評価自体は戦後のようだが、自分が知ったのは”美の巨人”で目にしてから。

色絵は細密で止まったものが多いと表いたら墨絵のほうが躍動して見えた、というのは素人考えだろうか。なんとなくだが、細かく描けば描くほど情報量が多すぎるためか描いた瞬間は静止して見える。逆に描写の量が少ないと動きがあるように感じられる。

展示されているのは、やまと絵・琳派・若中の系譜。屏風絵はどれも興味を引くけど、酒井抱一の屏風に扇を貼りつけたものがおもしろかった。線が伸びる音がする。描いているものも馴染めるものが多く、こんなの飾りたいなどと思ってしまう。

それ以外今回の収穫は細見美術館を知ったこと、若冲の子犬と箒の、子犬の絵が好きな線だということ。さらに日曜日の昼下がりに行ったけど、意外と空いていたということ。