[1996]Nicolas Joly Coulée de Serrant

生まれて初めて、ニコラ・ジョリーをのむ。シュナンブランはおいしい品種と認識しているが、店頭で見る機会が少なく親しみがないこと、ブルゴーニュ好きに偏りすぎていること、我が家では近年白ワインがあまり好まれないために、これを手にすることがなかった。また、飲み頃のものを飲まないと面白くないんじゃないかという気持ちもあり今まで購入を避けてきたこともある。ニコラジョリーはビオディナミの伝道師というか香具師というか、、葉山幸太郎のインタビュー本をみてもそういう印象が抜けなかった。また、あるワインショップの人はワイン自体もっとまじめに作ったらもっと評価が上がるのに手を加えないなんてもったいないといっていたなど、こいつはすげーみたいな一辺倒の評価を得ないところもまたおかしい。伝え聞こえる内容に全面的に賛成することはないが、なぜか気になるまま数年が経過してしまった。

おいしかった。最初はすこしコルクの臭いっぽいものがして、むむっ。が20分ほどたつと、潮が曳くようにシナモン系の香りがすらりとひきたっておいしい甘さが口の中に漂いつつ、酸味がありしっかりとした鉱水のような固さとほどよく柔らかい液面が瓶・コルクとくらべてとても若々しかった。

開けてすぐはおいしくない、は本当だったが後の祭り。次に飲む機会があれば朝に抜栓しておこうと思う。




購入:楽天ワインダール
購入時期:2011/11
購入価格:15k
ブドウ品種:シュナンブラン
作り手(経営者)のサイト:http://www.coulee-de-serrant.com/
bio本(日本語版無料!ただし、おっさん話長いよ系の内容)

一緒に食べたのはサクラエビを載せたサラダ、それに茸とサーモンのフライ

炭水化物は、、
五郎島金時(石川)の焼きいも。熟成した白ワインと焼きいもはとても相性がよかった気がした。白ワインと芋の組み合わせはいろいろ試してみたい気がしてきたところ。