[1996]Lou Dumont-Lea Selection "Chablis 1er Cru Les Fourneaux"

非常に久しぶりにシャブリを飲んだ。若飲み以外ではあまり飲んだことがなく、たいがい酸っぱいなぁとか固いなぁとか、グレープフルーツのきついやつのように感じられて、よほどのことがない限り買わなくなった。

これはルー・デュモンの人がごそごそと探して買い付けたネゴシアンもののシャブリ。このシリーズは割と安めながら、飲み頃のものが多く面白いものが多いと思っている。ひょっとしたらずれているのかもしれないが、ほとんど入手できない熟成したシャブリなどはこういうもので味を楽しむことにしている。

開けた時の印象は、グレープフルーツ系。寒い地域のシャルドネの香りがする。グラスに注ぐと濃い金色。赤みがかっていない。しばらくすると、グリンピースの冷静スープのような、豆類どくとくの厚みはあるが少しあおい香りがする。その後トウモロコシなどの香りも感じる。

無機質だけど、冷めた野菜のようすもあり、冷っとした舌触りが夏に気持ちいい。


合わせたのはそぼろな豆腐と鯵のサラダ。シャブリは大豆製品とよく合うと思う。それに意外だったのは鯵の刺身との組み合わせ。臭みを感じるかと思ったら、刺身の鮮度もあり、それはレモンのような位置づけに収まる。変なフィードバックがないどころか、シャブリのそっけなさがちょうどよい感じ。もっと飲んでみて、刺身との組み合わせを味わおうとおもった。

購入元:楽天ドラジェ
購入価格:3600円
購入時期:2011/06
ブドウ品種:シャルドネ


コメント