n.v. EGLY-OURIET Brut Rose Grand Cru


ロゼというのは軽くて、香りが単調で、飲みきる前にへたる、というイメージがある。差額を出すほどおいしいと思うことも少ないので、まずはブランかふつうのものを何回か買ってから、たまにロゼを買うことにしている。製法によっておいしいということは考えず、だれが作るからおいしいと信じる傾向は、普通のワインの時と変わらない。が、もともと作っていなかったものを出し始めたりすると、利益率?とかうたがってしまうので、信用でかうことになる。

購入元:楽天タカムラ・ワイン・ハウス
購入時期:2011/06
購入価格:8500円
ブドウ品種:ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%
デゴルジュマン:2009/8

赤ワインをブレンドする方式で作られるロゼ。エグリ・ウーリエはブドウの皮をつけて色をだすセニエ方式に否定的だとか。ヨミウリワインにこんなことをいっていた。(以下引用)

 「正直に言おう。セニエのシャンパーニュはよくない。シャンパーニュ地方は寒くて、雨が降るから、ブドウが完熟するのは10年に1度あるかないか。腐るブドウも多い。完全にきれいなブドウの収穫は難しい。カビのついたブドウを搾ったら、腐った香りが移ってしまう。今はセニエが流行っているが、10年後には、私の正しさが証明されるだろう」


おりがよくたまっている。

色は、ロゼというよりももっとこく夕日のような色をしている。香りは開けたときに、しっかりとイーストな香りがする。ベリー系の香りというよりはピノっぽいしっとりとした果実香がのってくる。口に含むと花よりも実のイメージがあり、余韻も眺め。味に濁りはないし飲みにくさもない。泡はほそくたなびく趣がありへたれない。

飲み終わる頃には、ピノノワールの赤ワインを飲んでいるような香りがグラスに残る。ロゼなんだけど、なんだかすごくしっかりと腰の据わったワインのイメージ。がちっとした印象を残す。

10年後までまっていられないとおもうけど、おいしかったので何より。

おつまみは、ハム・ベーコン炒めとスモークサーモンサラダ。


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