[1997]René Engel CLos-Vougeot

ルネ・アンジェルは大好きな作り手の一つ。おじーさんの代に名をなし、アンリ・ジャイエにも影響を与えたひとらしい。フィリップ・アンジェルは1981年父親から引き継いで評判を回復させたものの、2005年急死。ドメーヌは相続税の問題で、フランソワ・ピノー(PPR元会長)が買収、フレデリック・アンジェラ(シャトー・ラトゥール社長・ピノノワール愛好家?)が運営する”ドメーヌ・デュージェニー”になったそうだ。

新しいドメーヌになってからのものは買っていない。高いから。

で、見かけて手を出したうちの1本。1997年は暑い年だったらしく果実味はあるが酸は低いとされている。人によってはオフヴィンテージ扱いかもしれないくらい評価はぶれているがおおむね平均的な年扱いだそうだ。

まぁ、値段は安めだったし過度の期待をしていなかったけどこのボトルは今まで飲んだクロ・ヴージョの中では一番おいしかった。くぐもった土やキノコなどの香りや、醤油に近い味わいを感じるが、同時に酸と果実味もあわせもっていた。うれしい複雑身のおかげで、後述の魚を食べても行けるワインでした。
色はエッジは少しオレンジ。でも、トーン全体はまだ若々しい印象を与える紫がかったかんじ。


ナンバーを入れているものと入れていないものがあるらしい。これは3000本つくられたうちの2198番目という意味だろうか。




酸味のせいと、焼き方だとおもうが、このお弁当にはいっていた、すずきとピノ・ノワールの組み合わせは違和感がなくて驚きだった。後味に臭みは残らず、ある意味うれしい、ある意味残念。

ウナギの下に牛蒡さん。うなぎxごぼうは意外とうまい。



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