[2005]Marcel Lapierre et Christophe Pacalet Chénas


マルセルラピエールは2010年秋になくなられた、ボジョレ地域を代表する生産者の一人。どんなワインを造るかということについて流れを作った人だとおもう。クリストフ・パカレはフィリッピ・パカレの従兄弟で、完ぺき主義者ぽいワインメーカーのようだ。マルセルラピエールの後継者的存在を周囲に期待されていると思わせる売り文句がみうけられる。ずっとそばで仕事をしていたせいもあるかもしれない。

夜、遅く飲み始めるときマルセルラピエール系のワインはのみやすい。薄くて、香りもケミカルとは程遠く、仄かなワイン。まずいんじゃないし、香りがないわけでもないし、ワインらしくないんじゃない。料理と合わせようとするとワインは舞えるが、疲れて帰ってきてから、軽い夕食をとろうとしたときに、あわせやすい落ち着いたワインというイメージが強い。

コのワインは、わりと色が濃く、がっしりとしており、ガメイらしい華やかな香りはないものの、しっとりとした肉厚の花びらをおもわせるような、梅雨の季節のような、もくれんのようなものをイメージする。


購入時期:2010/10
購入価格:3150円
購入元:楽天井上酒店

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