ワイズワインギャラリーxラフィネ 特別無料試飲会

twitter上で無料!ということで募集がかかったので参加した会。http://ameblo.jp/raffinewine/ のラフィネと http://www.yswinegallery.com/ ワイズワインギャラリー銀座の、きっかけはよくわからないがtwitter上で何かやりたかったということから始まった模様。
都内からそうそうたるようなワイン好きの人たちが集まっての会。それぞれ味わい方や感想があり、興味深いものがあった。



最初にサーブされたクレマン・ド・ブルゴーニュ。ただし、シャンパーニュの近くの畑でとれたピノノワールでつくっているらしい。村の特産品に押し上げようと気炎を上げた結果ACを取得したそうです。最初に持ってこられたので暑い日には文句なし。シャンパーニュと同じ製法ということで、そのどくとくなトースト香がほのかにある。ドメーヌ・ジロン・フルール。



アルザス・リースリング [2007]ドメーヌ ミットナット・クラック。スクリューキャップを採用した一本。なんでも、コルクと同時にリリースしてみたが、繊細な味わいがでるのはスクリューキャップだったとか。コルクにすると何かしらコルクに影響されるから仕方ない。特に白ワインの場合コルクが必ずしも良い影響を与えない場合が多いのでその判断はよいと思う。アルザスらしいリースリングで味は厚く酸味もそこそこ。
[2008]ドメーヌ・クロード・リフォー。サンセール・ブこー・ブラン。このドメーヌの兄がソゼで働いているのでブルゴーニュの良きKnowledgeが入ってきたと書いてあったが、、本当のところはそのおかげだけで良くなったかどうだか知らない。自分はそういうマーケティングが嫌いというのもあるので割り引いてみている。なお、サンセールの味だった。青い香りのワイン。さて、ソゼらしさはどこにあるのか?

[2007]ドメーヌ・アンリ・プリュドン・エ・フェス。サントーバンで最も古い生産者。サントーバンはサントネイと並びムルソー・モンラッシェの陰に隠れるお得産地の一つ。値段は3000円前後でこの味!ということで、ワイズワインギャラリーの方一押しだった。サントーバンで3000円は確かに安いが3000円だすか?というところはまた別だと思う。作り手はラフォンの親戚だとか・・・ サントーバンらしさはでているが、今回一番おいしいというわけではなかった。


個人的には白で一押し。[2008]ドメーヌ・サングア・ギヨ マコン・ビラージュ。クロ・ド・ラ・ブレッサンド。ぶどう栽培家から2005年に醸造元づめを始めたドメーヌ。香りが香ばしく、きらきらとした味わい。でてきた白ワインの中で一番おいしかった。マコンというと、なんだか大量生産とか、有名ドメーヌの都落ちワインにみえるときが多いけど、こういうのがドカンとでてくるとマコンの本気は美味しいと思う。


[2003]Domaine Hauvette レ・ボー・ド・プロヴァンス・ルージュ2003 ムーミン氏推奨の一本。確かにこれは濃くおいしい。出汁のきいた鍋と一緒に食べてもよいような気がした。しょうゆも嫌がらないかもしれない。オヴェットはフランスで高く評価されている作り手だとか。なお、夏に飲むのはもったいない。秋冬だろう。
[2007]Domaine de Pothiers コート・ロアネーズ・ルージュ ロワールのガメイ。これは凄い美味しいと思った。ガメイの奥深さをおもう。クリアだけど力強くワインのよいと思える部分がある。鐡っぽさは気になるかもしれないが、ガメイの本気とはこういうもんだとおもう。ビオディナミの作り手だとか。品質が安定している人ならば、買いだとおもいました。

[2008]ドメーヌ・ミシェルサラザン Bourgogne Rouge V.V.
黒糖系のブルゴーニュ・Pinot Noir。フランスでは人気とあるがたぶん値段のわりに系なんだろうとおもう。確かに日本でもそうだと思うが、安いものはほかにもいろいろあるのが実情。これを推す理由をもっとはっきりしてほしかった。香りは黒糖系、ジュヴレシャンベルタンぽい。

この手椅子てえリングで感じたのは、ワインへの愛を表現するのは難しいと思う。時に排他的になるし、高級ワインの味でなければ認めない人もある。何が好きなのか、どう好きなのかを表現することが重要だと思う。