2010/06/19

横濱 chai fleurs ディナーコース”サントーバン”

家人が飲み会に行ってしまったので、悔しがらせたい一心で一生懸命お店を探す。最初は銀座でと思っていたが、当てにしていたお店が大きく予算オーバーしており、かつ用事がこなせないことが分かったため。

結果的に、約2年ぶりくらいにシェ・フルールにお邪魔する。少し遅い時間だったので、廉価なコースにする。豪華なコースは絶対し目がパスタになって相当辛くなる。前回来た時はおまけに飲み過ぎて食べながらふたりでねむってしまったことが思い出される。ということで、ワインもひかえめに。

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[御飯の部]

アミューズは、オクラのジュレにウニ・カニ

続いてオードブル。これはたくさんあるぞ。

あいなめ・くろむつ・きんめ お刺身サラダ
自家製スモークサーモンの炙り
オニオンキッシュ
鳥ときんぴらごぼう巻き(正しい名称失念)
パプリカのムース
白アスパラガスのポタージュ
ラタトゥユ

このお店は野菜がとてもうまい。素材に凝っているし和風フレンチなので素材を前面に出してくる。
一番おもしろかったのは白アスパラガスのポタージュ。相当がみがみしている。テタンジェが合わなくておかしかった。食べたくて我慢しきれず、最初に食べてしまったからかもしれない。青臭いのをがつんとかんじる。

コショウダイのグリエ、春菊と長芋のリゾット添え
アスパラを添えて。アスパラはワイルドアスパラガスと呼ばれるカテゴリのもの。ちゃんと名前を聞いたのだが、メモするのを忘れてました。なかなか青臭くねばねば。これと、シャルドネの野菜的な、普段はいやだなぁと感じる部分があすバラとあっていました。下敷きはナガイモとお米。


肉は牛ほほ肉の赤ワイン煮。濃厚ですが、野菜も生きているので美味しい。別載せ野菜で野菜、特に根菜の風味を楽しむのは試してみたい。

べりーAのジュレ、抹茶のブリュレ、チーズケーキ、それに濃厚バニラ。一番のお気に入りは抹茶のブリュレ。チーズケーキも少なめで他のみずみずしさを楽しめるところがいい。

飲み物はハーブティを注文。赤い。少し雨で寒い夜にはちょうど良かった。

[ワインの部]

 まず、アミューズとtaittinger BRUT RÉSERVE




[2007]Domaine Casabianca Rose オードブルとコルシカのロゼ。
グレープは、Sciaccarellu 50%, Niellucciu 30%, Grenache 20%。


香りはそれほど強くないが、口に含むと花の香りが強く辛口でしっかりしたかんじ。食事を引き立てるに十分。もっと早く飲んでいたら、もっと香りはきつかったのだろうか。

ドメーヌカサビアンカ
鶏マークの [2008]HAHN Estate Chardonnay
モントレーのほうらしい。樽熟成で、新樽率は70%。最近のブルゴーニュの風潮と比べると相当高め。コショウダイノグリエ。アスパラの青臭さと非常にあっていた。


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[2008]Cycles Gladiator Pinot Noir
サイクルズグラディエーターは、ハーンエステートのハーンファミリーが立ちあげたうま安ブランドらしい。2008年ビンテージなのに既に何やら、若いというか飲みづらさがない。赤のピノノワールだが時を感じないワインだった。とはいえ牛ほほ肉の赤ワイン煮とは非常に良い相性。根ものの野菜ともいい感じだった。食べ物に徹するならば全然あり。
うまくコンステレーションを利用してさらによい畑を手に入れたという話を見ると、大手が全部だめというわけじゃないという気がしました。