[2004]Jean-ClauDe Lapaule "Brouilly Cuvée Vielles Vignes"

ヌーボーではないガメイ100%のワインを飲んでみたくて購入した一本。ガメイ自体はピノ好きもブルゴーニュ派もボルドー派にも余り評価されていない。しかし作り手や地域によって超熟でうまいということが本に出ていることもある。

ジャン・クロード・ラパリュは、RPに高く評価作り手で、2003年の評判がどこにでも溢れている。だから2004年もお石井かどうか保証しないものの、作り手自体に与えられているなら、腕前も相応と期待。

どうなんだろうなぁと思い、5年くらい熟成のものが比較的安く出ていたので購入する。

ブルイイはクリュ・ボージョレの一つ。割と早熟らしい。ガメイの熟成に興味が非常にあった。複雑ではないといわれていたので忌避してきたが、複雑じゃないってなんだろうという好奇心が勝る。


ラベルはシンプル。輸入元はヴィレッジセラーズ株式会社。




コルクの状態はまぁまぁ。部屋においていただけだったので、少し上は乾いているようなきもする。

色はまだまだ鮮やかな赤。澱は非常にたまっていて長らく眠っていたことを感じさせる。香りは最初、イチゴジャムのように発散する甘い香りがしていたけど、時間が経つに連れて拒むピノノワールのような植物性の香りと動物の皮のようなぬっとりとした香りが入り混じる。
ピノ・ノワールのように低いテンションで色々な香りが絡みあうバランスとは対照的に、時間の経過とともに香りがスイッチするよう。余韻は非常に短く、くいくいと次から次へと飲んでしまいがち。ペースを気をつけ無いと酔う。

一緒にいただいたのは、鳥に、しそ・生姜を巻いたもの。 ちとだめかもとおもったが、ワインがあまり口に残らないのでよくあっていたと思う。タレの焼き鳥が相手だったらこのワインはまけそう。

最後に複雑だったかどうか、についてはのっぺりとして単純だった。しかし、味は変わるし香りの傾向もピノノアールとは大きく異なる。ピノ・ノワールは低いテンションの中で複雑さをもっているが、ガメイはテンションが高く感じられる。これは、比べてもあまり比較にならず、最終的にどんな時にどっちを飲みたいのか?次第だと感じる。

やはりガメイは、晴れた昼に飲むワインだと感じる。ピノノワールのような湿っぽさが無い分、乾いた土地で飲むとおいしいと感じる味じゃないかな。

購入元:楽天タカムラワインハウス
購入時期:2010年1月
購入価格2300円(税抜)

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